とんがらし、千代田区三崎町。水道橋駅の西口から神保町の方へ向かい、途中で右手わき道に入る。立ち食いでありながら、揚げたての大きな天ぷらが有名で、熱心なファンが多い店。真ん中に背の低いテーブル、両脇にカウンター席。いずれも椅子付。感じのいいおば様、おじ様が切り盛りしている。
名物の”盛り合わせ”が人気のようですが、”きんぴら天そば”をチョイス、370円。口頭注文、料金手渡し。厨房のコンビは息の合った動きを見せてくれますが、注文後に天ぷらを揚げるので時間がかかります。
しばらく待って渡された器を見ると、きんぴら天でも十分デカイ。なかなかそばまでたどり着けない程ですが、サクッと香ばしく軽い食感で食べやすいので、それ程しつこくはならない。もちろんアツアツ。この店は天ぷらだけが話題になりがちですが、つゆも出汁がしっかり出ていてなかなかのものです。ちょっと熱すぎて酸味が強いですが。もはや脇役のそばは白い茹で麺、柔らかくコシがないのが残念ですが、そこは愛嬌。
千代田区三崎町3-2-10
平日:10:45(ぐらい) - 15:00 / 17:00 - 19:00
土曜:10:45(ぐらい) - 14:30
余談ですが、ゴボウ、ニンジン等の細切りの天ぷらを”きんぴら天”と表記しているケースをたまに見かけますが、その”きんぴら”、語源は坂田金時(足柄山の金太郎)の息子、坂田金平(きんぴら)なんですか。知らんかった。