芭蕉そば、江東区常盤。最寄り駅は都営新宿線森下。カウンター式で狭い店内。目と鼻の先には芭蕉記念館がある。そう、深川は芭蕉ゆかりの地なのです。ちなみに西東京市にも同じ店があるようです。
こちらの店は、新大橋通りからは離れたところにあるため、交通も人通りもあまりない。で、あるにも関わらず、常連と思われる客がひっきりなしにやってくる。外でスポーツ新聞を見ながら食べている人、家に持ち帰った後に食器を返しに来る近所のおばちゃんなんかもいて、都心の店とはひと味違う。一番多いのはスーツ姿の人だが、タクシーの運ちゃんも現れ、色んな人に愛されてる感じ。
店名を冠した芭蕉そばを注文、380円。口頭注文、料金手渡し。他には”奥の細道うどん”といったものもあるが、あとのメニューは普通の立ち食いそばやで見かけるもの。注文後にそばを茹ではじめる。待ち時間は長い。ササッと客を捌いていく回転重視の店とは違うようです。
丼を渡されて目を引くのは、だし巻きタマゴ。他にはニンジンの細ギリなどの天ぷらや小松菜が少しずつ。ワカメが少し多め。そばは、生めんの立ち食いとしては標準的なもの、ツルっと食べられます。だし巻きタマゴは冷えていたし、温かいそばの種としてはイマイチかな。甘めのつゆは、ワカメの香りが加わって下町っぽい味。
なんか常連になりたいなぁと思わせる店です。
江東区常盤1-15-4
営業 6:00〜15:00(9月1日から、8月いっぱいは5:00〜)
定休 土日祝